W不倫は問題が複雑化しやすい!考えられるパターンを探偵が解説
- 2023.12.11|お知らせ, 探偵と調査, 迷われているあなたへ
こんにちは。
浮気不倫の調査を得意としている探偵事務所ミス・シャーロックいずみ.福岡春日です。
配偶者の浮気や不倫を疑い、探偵事務所に依頼して証拠を掴みたいと考えている人も多いはずです。
探偵事務所ならば、自身で調査をするよりも高確率で証拠を掴めるため、非常に有効な手段であるといえます。
しかし、明らかになった事実は想像以上に辛いものとなる可能性もあります。
それは、「W不倫」です。
この記事では、そんな「W不倫の問題の複雑さ」について解説していきたいと思います。
W不倫とは?
W不倫は、既婚者である男女が不倫関係になることです。
ドラマなどで描かれることが多く、修羅場になりやすいことでも知られています。
有名なところでは、『昼顔』や『あなたのことはそれほど』が挙げられます。
配偶者の不倫相手が独身者であれば、被害者は自分自身のみとなりますが、W不倫の場合には不倫相手の配偶者も被害者となるため、自分を含め2名の被害者が存在することになります。
W不倫の問題が複雑化する理由
W不倫は、前述した通り被害者が2名になることから、問題が複雑化する傾向にあります。
いくつかのパターンがあるので、それぞれ解説してみましょう。
パターン①双方が離婚をする
自身も配偶者への信頼ができなくなり、不倫相手の配偶者も同じように感じた時、「双方が離婚する」といった結論になるパターンもあります。
この時、十分な証拠があれば慰謝料請求が可能ですが、離婚する配偶者と不倫相手の双方に慰謝料請求が可能となります。
また、相手側の被害者も同じように配偶者と不倫相手に請求ができるため、W不倫をした当事者2人は2人から慰謝料請求されることになります。
パターン②こちら側は別れないが相手側は離婚する
慰謝料請求に関しては、「離婚に至ったかどうか」によって金額に大きな差が生まれます。
そのため、もしも自身が離婚せずに相手側のみ離婚となった場合、相手側からの慰謝料請求額が非常に大きくなり、自分が被害者であるにもかかわらず家計的に損をするケースもあります。
パターン③どちらも離婚しない
W不倫という事実はあったものの、双方の家庭で離婚を決断しないパターンもあります。
この時、双方の被害者が慰謝料請求したとしてもそれほど大きな差が生まれず、慰謝料請求があまり意味を成さない可能性が高くなります。
パターン④不倫相手が配偶者に知られないように問題解決を図る
W不倫の結末は、双方の被害者が知るということだけではありません。
実は不倫相手の配偶者がその事実を知らずに終わるパターンもあるのです。
この時、実際の被害者は2人であるものの、形式上は自身のみが被害者となります。
それゆえに、慰謝料の金額を多く請求することで相場よりも大きな金額を手に入れることができます。
いったいなぜ被害者が2人になるのにW不倫にハマってしまうのか
一般的な倫理観で考えれば、W不倫による被害者は2人になるわけですから、いかにその問題が大きなことかわかるはずですよね。
しかし、実際にW不倫をしている人は非常に多く、その事実がバレることで大きな代償を払うことになるのです。
W不倫にハマってしまう理由としては、以下のようなことが考えられます。
禁断の恋ゆえに恋心が盛り上がってしまうから
人間は障害があるほど気持ちが高まるという性質を持ち合わせています。
心理学でいうところの「ロミオとジュリエット効果」です。
この効果は、2人の間にある障害が大きければ大きいほどその障害を乗り越えたくなってしまう心理作用のことです。
W不倫の場合には、お互いに配偶者がいて「双方ともに肉体関係を結んではいけない」ため、よりロミオとジュリエット効果が強まるのです。
いけないと遮断されると余計にやりたくなるから
W不倫は、双方が理性を失い一気に不倫関係になるパターンはそれほど多くありません。
多くの場合は、どちらかが理性を働かせ、「ダメだよ」「お互い結婚しているんだから」と拒むものです。
しかし、人間には「遮断されると余計に素の物事への執着心が強まる」という性質があります。
これを心理学では「カリギュラ効果」と呼んでいます。
「ダメ」「やめようよ」といった言葉がより相手への気持ちを増幅させ、相手もその情熱を断り切れずに肉体関係に発展してしまうのです。
まとめ
今回は、「W不倫の問題の複雑さ」について解説してきました。
W不倫は、被害者が自分だけでなく不倫相手の配偶者も被害者となるため、大きな問題に発展する可能性があります。
その複雑さゆえに、慰謝料請求をするにしてもあまり得にならないパターンもあるのです。
とはいえ、まずはしっかりとした「不倫の証拠」を掴むことが重要ですから、怪しいと思ったならば探偵事務所に依頼するようにしましょう。