慰謝料請求が難しいセカンドパートナーという関係
- 2023.10.11|探偵と調査, 迷われているあなたへ
こんにちは。
浮気不倫に強い探偵事務所ミス・シャーロックいずみ.福岡春日です。
近年ご相談の多い内容として、「配偶者にセカンドパートナーがいる」といったものがあります。
「配偶者以外に深い関係を持ったら慰謝料請求が可能なので悩む必要はない」と思うかもしれませんが、実はセカンドパートナーという関係は非常に特殊であるため、慰謝料請求が難しいのが現実です。
なぜならば、セカンドパートナーは基本的に「肉体関係を持たないから」です。
性行為はもちろんキスなどもしないため、不貞行為として認められないケースが多いのです。
この記事では、そんな「慰謝料請求が難しいセカンドパートナーという関係」について解説していきたいと思います。
セカンドパートナーを求める理由
そもそもいったいなぜセカンドパートナーを求める人が多いのでしょうか?
性欲を満たすために浮気や不倫をする思考は非常にシンプルで分かりやすいですが、肉体関係を持たない異性のパートナーを作ることに疑問を持つ人もいるはずです。
考えられる理由をいくつか挙げていきましょう。
理由①癒しが欲しい
一般的な浮気や不倫などは、「肉体関係」が伴うため、「性欲を満たしたい」といった欲求が関係しています。
しかし、セカンドパートナーの場合には、性行為はもちろんキスも行わないため、性欲は関係していません。
主にあるのは「精神的な癒し」です。
会社のストレス、家庭内の問題などによって溜まったストレスを癒すためにパートナーを求めるわけです。
そのため、「外見が好み」、「年齢が若い」といったものが要因となるわけではなく、「精神的に癒される性格であるかどうか」がとても重要なポイントとなります。
会ってコーヒーを飲みながら雑談をするだけでもポジティブな効果が得られますし、デートをすれば楽しさでストレスを軽減することができるのです。
理由②相手に求められたい
浮気や不倫はしたくないと考えてはいるものの、誰にも必要とされていないことによる虚無感が強いと、セカンドパートナーが欲しくなることもあります。
特に配偶者との関係が上手くいっていない人に多い理由だといえるでしょう。
この理由で繋がった2人は精神的な繋がりがより強くなる傾向にあるため、関係が長期化しやすいです。
また、どちらか一方が肉体関係を求めるようになると、相手に求められることに幸せを感じているため一線を越える可能性が高くなります。
理由③浮気や不倫がしたい
異性と浮気や不倫がしたいという願望を持ちながらセカンドパートナーを作るケースもあります。
このパターンでは、「本当は肉体関係も持ちたい」と思っているケースがほとんどです。
もしも肉体関係を結んでしまえば浮気や不倫として認定されてしまうため、理性でギリギリ抑えている状態です。
一緒にいるだけでもドキドキ感を味わえますし、相手に対しても「肉体関係は持たないから一緒に居ようよ」と特別な関係を求めやすいというメリットがあります。
しかし、多くの場合は性欲を抑えきれず数ヶ月で肉体関係を求めてしまいます。
セカンドパートナーの関係は慰謝料請求が難しい
慰謝料の請求には、「不貞行為があったかどうか」が大きなポイントとなります。
不貞行為とは、「配偶者以外と肉体関係を持つこと」であるため、肉体関係を結ばないセカンドパートナーという関係性の場合は慰謝料が請求できないことがほとんどなのです。
LINEを頻繁に行っていたり、ドライブやデートをしたりなども不定にあたりませんし、仮にキスをしたとしても不貞行為にあたらないとされています。
セカンドパートナーという関係でも慰謝料請求ができたケースもある
肉体関係さえなければ慰謝料請求されないのが基本的な考えですが、例外となるケースもあります。
例えば、「一定時間以上ラブホテルなどを利用している場合」です。
実際に性行為をしていなかったとしてもラブホテルは基本的に性行為をする場所であり、その場所に長時間2人きりでいたわけですから、不貞行為と認定される可能性もあるのです。
そのため、ラブホテルに出入りする写真や動画、領収書などが手に入れば不貞行為と立証することができ慰謝料請求が可能となるのです。
残念ながらビジネスホテルや自宅などの場合は立証できないケースが多いため、慰謝料請求は難しくなります。
また、高額なプレゼントを渡していたり、手を繋いで恋人のようなデートを繰り返していたケースでは、慰謝料請求が認められたこともあります。
まとめ
今回は、「慰謝料請求が難しいセカンドパートナーという関係」について解説してきました。
近年増えてきている「セカンドパートナー」という関係ですが、不貞行為が行われないためなかなか浮気や不倫を証明し慰謝料請求をすることが難しいといえます。
ただし、絶対に認められない訳ではなく、2人きりでラブホテルに入って長時間利用した証拠を手に入れることができれば不貞行為を立証することもできます。
福岡周辺で配偶者のセカンドパートナー疑いや浮気、不倫疑いで悩んでいる方は、ぜひ一度ミス・シャーロックいずみ.福岡春日にご相談ください。